【2016年3月8日~5月8】小金井の桜<レポート更新>
【2016年3月8日~5月8】小金井の桜<レポート更新>
江戸東京たてもの園にほど近い小金井堤は、玉川上水をはさみ、かつては桜の木が連なる地として知られていました。これらの桜は、江戸時代中期に大和の吉野山、常陸の桜川から移植されたもので、小金井橋の上下が最も美しい景色とされました。
以来、明治期に入っても郊外の名所として愛され、1924年(大正13)には、花見のための臨時乗降場として、現在の武蔵小金井駅が設けられました。
この展覧会では、小金井の桜を中心に、江戸東京の桜の名所と桜にまつわる風俗等を、江戸東京博物館コレクションである錦絵や工芸品、絵葉書等の資料を通して紹介します。
開催日時
平成28年3月8日 ~ 平成28年5月8日 4月~9月 9:30~17:30(入園は17:00まで) 10月~3月 9:30~16:30(入園は16:00まで) ※3月19日(土)から、9:30~17:30(入園は17:00)
開催場所
江戸東京たてもの園(都立小金井公園内)
住 所
〒184-0005小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
主催
江戸東京たてもの園
ホームページ
江戸東京たてもの園
報告
江戸東京たてもの園で開催された特別展「小金井の桜ー春の江戸東京名所めぐりー」に行ってきました。ビジターセンターの展示室で午前11時と午後1時に学芸員によるスペシャルミュージアムトークがあり、運良く1回目に参加することができました。江戸府内の桜(上野、隅田川、飛鳥山、新吉原、浅草、深川、御殿山、目黒、市ヶ谷、千駄木、新宿)・小金井の桜という流れで桜の江戸名所の絵図が展示されていました。次に桜を楽しむということで、花見の宴(食べる、あそぶ)・暮らしの中の桜(手にとる、よそおう)の展示がありました。学芸員から展示の流れに沿って分かりやすい解説があり、とても参考になりました。 市民レポーター(東西南北)
特別展はビジターセンター内の展示室で行われ、5月8日(日)まで開催されています。
絵図などの展示は「江戸府内の桜・小金井の桜」、「桜を楽しむ」という流れで展示されています。
小金井の桜、学芸員によるスペシャルミュージアムトークの様子。撮影禁止の貴重な資料もありました。
小金井の桜の展示は普段見られないものもあり、学芸員の解説に参加者は熱心に耳を傾けていました。
暮らしの中の桜で展示された「単衣 浅葱絹縮地流水桜松庵模様(ひとえ あさぎきぬちぢみりゅうすいさくらしょうあんもよう)」。
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